16mmシネカメラ用レンズの【BELL&HOWELL LUMAX 1inchF1.9】(Cマウント)です。
アルミ地の鏡胴と黒のフード部がシンプルなデザインで、写真でパッと見ただけだと大きいレンズの様にも感じますが、外径35mm長さ33mm程度のコンパクトなレンズです。
外観の見栄えは派手さのないあっさり系ですが、造りはしっかりしておりアルミ削り出しと思われるリングの感触も悪くありません。
リングのローレットも細く縦に細かく刻んでいるだけで、やや操作性に劣るかなという印象ですが、グリス交換しトルクが軽くなれば気にならないのかもしれません。小さいレンズほど適度なトルク感に調整しておくことが快適な撮影の為には必要ですね。
近接側がかなり寄れるのが特徴の一つです。距離表示の最短値は1フィートと印されています。LUMIX GX1にアダプタ装着で撮影したところ25cm程度まで寄れています。マイクロフォーサーズでは四隅が僅かにケラレますが、合焦部はとてもシャープで、色のりも良く、コントラストもしっかりした、如何にも『アメリカ』らしい写りの性能だと思います。
クローズアップから風景までこの一本で十分こなせる万能選手といった印象の【Bell&Howell LUMAX 1inchF1.9(C)】です。
0 件のコメント:
コメントを投稿