オリンパス唯一のライカLマウントレンズ【Olympus Zuiko C.40mmF2.8】です。
レンズ構成:4群5枚
最小絞り:F16
最短撮影距離:約1m
フィルター径:19mm
製造年は1950~51年頃で、占領下の日本で製造されたことを示す『MADE IN OCCUPIED JAPAN』の刻印が革ケースに見られます。専用ファインダーも付属したセットとなっており、あまり見かけることのないレンズです。製造期間からすると本数自体がそれほど多くないことと、40mmという焦点距離でライカスクリューマウント(Lマウント)のレンズは他には存在しないという点等からもレア度が高まり、中古カメラの流通に乗ることは希なのかも知れません。今となっては手放してしまった事を少し後悔も・・・
カラーもやや甘いトーンですね。ピクセル等倍でよく見てみると花びらのエッジ部分に僅かな滲みが見られます。やはり後玉の曇りのせいでしょうか・・・。
写り具合はレンズ個々のコンディション次第で当然大きく異なってきます。製造から60年以上も経過したオールドレンズなら尚更のことで、これをレンズの味として楽しむも良し、オーバーホールによって製造当時の性能を復活させるのも良し・・・オールドレンズの楽しみは尽きません。
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