2013年9月14日土曜日
CANON LENS 50mmF2.8 (L)
キヤノンのLマウント標準レンズ【CANON LENS 50mmF2.8(L)】です。ピントリングの白黒~ゼブラ模様が特徴的なデザインです。ゼブラ模様のレンズと言えば、以前に紹介した【Carl Zeiss Jena Flektogon】等のM42マウントレンズが思い浮かびますが、Lマウントレンズでゼブラ柄を纏ったモノは珍しく独特の雰囲気を醸し出している一品です。開放F2.8とそれなりの明るさのレンズですので、サイズもコンパクト(最大径約48mm長さ約45mm)で、レンズ前玉の径は約17mm、重量も128gと比較的軽く仕上がっています。ただロシア製レンズのようにチープさは無く、ヘリコイドの感触や絞りリングの操作感は良好で、ガタの無い組み付けや外観の仕上げの良さも感じられるレンズです。
コンパクトな黒ボディのミラーレスにとても良くマッチするデザインとサイズ感で、重量バランスも丁度良く、実際に撮影する上でも使いやすく好相性の組み合わせですね。
かりかりのシャープさはありませんが、解像感もボケ具合もコントラストもとてもナチュラル、マイクロフォーサーズのイメージサイズでは周辺部に気になる収差が見られることもないので、自然な描写性能を味わえるレンズです。
逆光条件下ではコントラストの低下がはっきりと現れやすいレンズですが、室内でのフラットな光源下ではとても線のしっかりした描写となります。
周辺部など極端な流れは生じていませんが二線ボケの傾向も見られます。
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