2013年3月9日土曜日
Wollensak CINE-VELOSTIGMAT 1inchF1.5(C)
今回も16mmシネカメラ用Cマウントレンズで・・・【Wollesank CINE-VELOSTIGMAT 1INCH F1.5】ウォーレンサック・シネベロスティグマットです。比較的イメージサークルの広いレンズで、マイクロフォーサーズの横縦比(4:3)でも多少の周辺光量低下はありますが、はっきりとしたケラレが無いのが使い易い一本です。
レンズ前側の黒いフード部と鏡胴に入った黒ラインが外観デザインのアクセントになっています。この写真ではわかりにくいのですが、フード部前端の黒ペイントがいい感じにスレて真鍮の下地がうっすらと現れてきているのがオールドレンズらしさを醸し出して、とても良い雰囲気になっています。
写りに関してはとにかく絞り開放では柔らかな表現になるレンズですが、絞り込むと急激にシャープさが増してくるという特徴が見られます・・・
絞り開放f1.5の試写サンプルですが、コントラストも低く紗がかかったような写りですね。通常、ピント位置調整は絞り開放が一番分かり易いところですが、このレンズは絞り開放でのコントラストが落ちるので、周辺環境や被写体によってはf4辺りに絞った方がピント確認し易いという感覚になります。
f4まで絞ると十分なシャープさとコントラストが得られているという印象です。
絞り開放付近では比較的遠景を狙った場合でもピント前後のボケ、流れが盛大に現れています。
このサイズではちょっと分かりにくいかもしれませんが・・・開放から2段ほど絞ると(f2.7)中心部の合焦ポイントはとてもシャープな写りです。
画面中央部のシャープさキレの良さを発揮するために構図上の制約が生まれてしまうのがシネレンズに共通する特徴かもしれません。と言うわけで、今回は(1:1)スクエアフォーマットでのサンプルです・・・
シャドーから中間レベルの階調が自然に再現されていると思います。
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