2014年9月16日火曜日

Meyer-Optik Gorlitz Domiplan 50mm F2.8 (M42)


 マイヤー・オプティック・ゲルリッツ製M42マウントの【Domiplan 50mmF2.8(M42)】ドミプランです。最短撮影距離は0.75mとあまり近接側に寄れない部類のレンズです。そこで・・・


 マクロチューブを介して・・・


 ・・・寄ってみました。レンズが顔の前に来るのを嫌がっていたワンコですが、次第に慣れてきたのか?疲れてきたのか?鼻先の数cmまで近づいて撮った1カットです。


 マクロチューブを外して最短撮影距離での1カットです。絞り開放ではレトロな雰囲気で、特に画面周辺部はゆるい描写です。

2014年9月9日火曜日

Universal Finder ”VIOOH"


 エルンスト・ライツ・ウェッツラーのロゴが刻まれたバルナック~M型時代のアクセサリー”外付けファインダー”【VIOOH(Immarect)】です。35mmから135mmまで対応できるユニバーサルファインダーですので、これ一つで28mm以下の超広角レンズ以外は主要なライツレンズがほぼカバーできていたと言えそうです。焦点距離の設定リングは3.5cm、5cm、8.5cm、9cm、13.5cmにクリックポイントが設けられており、ライツ製らしい剛性感もしっかりと味わえる一品です。ただ倍率は一定のまま視野枠が可変するユニバーサルファインダーですので、ズームファインダーと比べると望遠側での狭い視野はどうしても見辛さを感じてしまいます。
 
 
 小振りなバルナック型でもバランスの良さが分かる【Leica IIIf + Elmar 3.5cmF3.5 + VIOOH】という組み合わせ。撮影用レンズ(エルマー3.5cm)に、カメラ内のファインダーレンズと距離計レンズ×2、そして外付けのファインダーレンズという計5つの目が被写体に向かうこのセット、デザイン的にも機能的にもなかなか格好よいですね。
 

 当時の外付けファインダーを見るとパララックス補正用レバーが付いているものも多いようで、このVIOOHにも設けられています。ただ実際にこのレバーを操作してフレーミングを正確に追い込む作業をどれだけ必要としたのか?とも思ってしまいます。一方、外付けのファインダーでパララックス補正を行おうという思想は、カメラ本体のファインダーブロックやアクセサリーシューの取り付け位置と角度に対してそれだけ誤差が小さく精度が出せているという自信があったということなのでしょう。実際のところどうだったのか当時使用していた方に聞いてみたいですね。