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2015年7月2日木曜日

Kodak Cine Ektanon Lens 15mm F2.7 (C)


 コダックの16mmシネカメラ用レンズは以前に【Kodak Cine Ektar II 25mm F1.9(C)】を紹介しましたが、今回は【Kodak Cine Ektanon 15mm F2.7(C)】シネ・エクタノンです。


 かなり奥目の小さなレンズでレンズ前面の黒いフード部分が絞りリングとなっています。内側には反射防止用に細かい溝切り加工が施されているのですが艶があるのでその効果はやや薄いように見受けられます。


 ねじ込み式のしっかりとした造りのS-C変換アダプターが付属しており・・・、


 Cマウントシネレンズとしてミラーレス一眼等での使用が可能となります。


 16mmシネレンズも広角系になるとイメージサークルが小さくなり、マイクロフォーサーズでもこの様に周囲は丸くケラレてしまいます。1600万画素のPanasonic LUMIX GX1での場合、中央部分のケラレない部分(上記赤枠部)を切り出すと約630万画素程度となり、画角的には35mm判換算で標準レンズ相当といったイメージでしょうか。


 それなりにシャープで発色も良いのですが、細部を見ていくと【Kodak Cine Ektar II 25mm F1.9(C)】の解像感に比べやや劣るかなといった印象です。


 屋外で外光が入り込むとこの様にイメージサークルの円周部が白っぽくなります。ハレ切りだけでは改善しきらなかったので、フード内側に黒植毛紙などで処理すると多少は改善出来そうな気もします。


 中央部をトリミングして切り出すか、ケラレをそのまま生かしたスチル写真とするか、又は円形のケラレを効果的に狙ってムービーで使ってみるなどというのが面白いかも知れません。

2014年10月9日木曜日

Kodak STEREO Camera

 今まで全く興味が無かったり特に関心も持っていなかったのに、ふとあるタイミングから急に気になりだして妙に意識してしまう事があります。自ら意図的に探し当てたわけでもないのに、自分の持っているゾーンに向こうの方から自然と入り込んできた様な感覚、そんな感覚でやってきたのが今回の一品・・・アメリカ・コダック製の【Kodak STEREO Camera】ステレオカメラです。


 チョコレートブラウンのカラーや正面のロゴがいかにも1950年代のアメリカンテイストを漂わせていて、半世紀以上経過した今でもデザインが”生きて”います。距離計が無いため高さが抑えられていることで横長のワイドボディがステレオカメラらしさを強調しています。また中央に設けられたファインダーレンズ下部には水準器が置かれ、この緑色も正面から見た際のデザインのアクセントとして効いています。
 このステレオカメラ、実際に手に取るまではチープでトイカメラ風な構造なのかと想像していたのですが、重さは700g以上あってとても重量感に溢れた造りとなっています。ステレオカメラの同時2コマ撮影というフォーマットを考えると、フィルムの平坦性やレンズ取り付け精度のためにしっかりとしたシャーシーが必要であるという点と、左右レンズのフォーカス、絞り、シャッター機構を連動させる事を考えると重くなって当然なのかもしれません。


トップカバーとボトムカバーのピンストライプも外観デザインを引き締めるポイントとなっていてアンティークな雰囲気を醸し出しています。
 

 レンズはアナストン35mmF3.5、距離計はなく目測測距で最短撮影距離は1.2m、シャッター速度はB、1/25、1/50、1/100、1/200、絞りはF3.5~F22というスペックです。巻き上げノブを回しコマ送りと同時にシャッターチャージされるので、撮影手順はシンプルで使いやすいと言えそうです。135フィルムを使用し、23mm×24mmのリアリスト判フォーマットですので現代でも十分に実用可能な【Kodak STEREO Camera】です。

2014年6月11日水曜日

Kodak Cine Ektar Ⅱ (C)


 アメリカ製Cマウントシネレンズ、コダックの【Cine Ektar II 25mm F1.9(C)】シネエクターIIです。Cine EktarにはF1.4のバージョンもあるようですがこちらはF1.9という標準的なタイプになります。
 アルミ製の鏡胴ですので真鍮にメッキやペイントが施されたレンズと比較すると軽量に仕上がっています。ただ軽量と言っても造りはしっかりとしており、ヘリコイド及びクリックストップのある絞りリングはスムーズに可動しますので、コンパクトだけれども使い勝手が良く快適な撮影が可能なレンズです。
 
 
 経年劣化によりアルミ地にくすみが現れており、残念ながらパッと見はあまり栄えない外観ですね。どちらかというと黒ボディのカメラと合わせるより、白ボディとの組み合わせの方が似合うかもしれません・・・。サイズ的にはコンパクトなマイクロフォーサーズ機にピッタリという印象です。


 イメージサークルの広さはCマウントシネレンズの中では標準的なレベルでしょうか。周辺四隅が若干落ちていますがそれほど気にするレベルではないかと思います。


 こちらはスクエアにトリミングした一枚です。最短約25cm程度まで近接可能で、解像感もなかなかの描写が得られています。