2014年2月23日日曜日

Carl Zeiss Jena Biotar 58mm F2 (M42)


 前々回~前回にかけて 【Industar-50】 【MIR-1B】 と黒鏡胴レンズの紹介が続いていましたので、今回は白鏡胴の 【Carl Zeiss Jena Biotar 58mmF2(M42)】 ビオター58mmです。黒ボディに白レンズという組み合わせはとても好きなコンビなのですが、M42-NEXマウントアダプターの厚みが結構あるせいか、又はアルミ地の質感のせいなのでしょうか、ちょっとアンバランスな印象を抱いてしまいます。そこで、ボディをもっとシンプルな 【LUMIX GX1】 に変えてみたところ・・・


 どうでしょうか・・・同じ黒ボディですがレンズの存在感がより際立って個人的にはこちらの方が見た目の相性は良いように感じます。
 現代のAFレンズは外観のデザインに大きな差が無く性能や機能面だけに注目してしまいがちですが、金属製MFレンズの場合は外観のデザインや仕上げ具合に加え手に触れたときの質感や操作感など色々な要素が絡まって”写り”以外でも楽しめてしまう・・・オールドレンズの大きな魅力ですね。ボディとの相性はさておきビオターの写り具合はというと・・・


 開放から一段ほど絞ったサンプルですが・・・キレの良さやシャープさを追求するよりも柔らかさを生かす描写に向いているように感じます。


 絞り開放からピント面はそこそこシャープなのですが、前後はとても甘いというか、被写界深度が単純に浅いというだけではない柔らかさ感じさせてくれる描写です。

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