”オールドレンズ”それも広角系の”35mm”で撮影する事はあまり無いと思われる被写体、それは・・・「航空機」です。それも「飛んでいる航空機」を狙ってみようというわけです。35mmという焦点距離ですのである程度寄らないと画にならないので、着陸時のジェット機を間近に見ることが出来る航空機撮影の名所【大阪伊丹空港の千里川土手】に行ってきました。
大型機が頭上をかすめるように着陸してくる瞬間はかなりの迫力で、これまで航空機写真の名作を数多く生み出してきたスポットというのがよく分かります。この日も何名かの航空ファンとおぼしき方が撮影に来られており、300~400mmクラスの単焦点と70-200mmあたりのズームを2台体制にして臨むという形が撮影スタイルの定番となっているようです。
陽が落ちるにつれて滑走路のライトが輝き出すとかなりいい雰囲気の光線状況となるので、長いレンズで着陸間際のシーンを狙ってみたくなります。やっぱりAFでピントがガチッと食いついてくれる最新システムは羨ましいなと横目で見ながら、こちらは半世紀以上前のオールドレンズでどんな一枚が撮れるのかチャレンジです・・・。
大型機が頭上をかすめるように着陸してくる瞬間はかなりの迫力で、これまで航空機写真の名作を数多く生み出してきたスポットというのがよく分かります。この日も何名かの航空ファンとおぼしき方が撮影に来られており、300~400mmクラスの単焦点と70-200mmあたりのズームを2台体制にして臨むという形が撮影スタイルの定番となっているようです。
陽が落ちるにつれて滑走路のライトが輝き出すとかなりいい雰囲気の光線状況となるので、長いレンズで着陸間際のシーンを狙ってみたくなります。やっぱりAFでピントがガチッと食いついてくれる最新システムは羨ましいなと横目で見ながら、こちらは半世紀以上前のオールドレンズでどんな一枚が撮れるのかチャレンジです・・・。
まずは【Wコムラー35mmF3.5(L)】から・・・、
以前に紹介した【Wコムラー35mmF2.8(L)】でも現れていた”絞り開放付近での周辺光量不足”がこのレンズでも顕著に出ており、F8あたりまで絞り込んだこのカットはそれ程目立ちませんが・・・、四隅を見るとレベルが落ちていて、周辺部にマゼンタかぶりも出ているように感じられます。コントラストは3本の中でも一番しっかりしています。
次は【Elmar 3.5cmF3.5(L)】・・・、
ノンコートレンズらしいと言うのか、エルマーらしいと言うのでしょうか、中間調のコントラストがやや抑え気味でいかにもオールドレンズといった印象の写りです。
最後に【W-NIKKOR・C 3.5cmF3.5(L)】・・・、
前回の記事にも書いたとおり中玉の薄いクモリの影響がしっかりと出てしまっています。ピクセル等倍に拡大してみるとシャープネスはカチッとして解像感も十分得られているので、尚更クモリによるコントラスト低下が残念です。特にこの様な被写体ではミスマッチという写りになってしまいました。
今回は広角オールドレンズで「航空機」を撮るというチャレンジでしたが、上記3枚を見ても分かるようになんだか似通ったものしか撮ることができず、3本の試し撮り比較としてもちょっと無理がありました。着陸時とはいえ頭上近くをかなりの速度で通過していく機体をしっかりと押さえるにはもっと練習が必要で、色々なイメージを膨らませておく必要がありそうです。直近まで近づく大型ジェット機を真下から狙うと35mmレンズでも画角からはみ出るサイズとなるので、もっと広角レンズでもいけそうですし、飛行機プラスもうワンポイント別の要素を組み合わせた一枚を狙ってみるのもよさそうです・・・。鉄道写真ファンの”撮り鉄”に対し、飛行機写真ファンは”撮り空”?とでも言うのでしょうか、はまってしまう気持ちがよく分かります。「航空機写真」ってほんと面白い、次回機会があればまた撮影に行ってみたいスポットとなりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿