ビジフォーカス(オレンジ色の被写界深度マーカー)が機能的にも外観デザインの面でもとても優れたアクセントとして効いている、16mmシネカメラ用Cマウントレンズの【Kern-Paillard SWITAR 25mm F1.4 H16 RX】です。ケルンパイヤールならではの被写界深度表示機能ですが、以前に紹介した【SWITAR 25mm F1.4 AR (C) 】の様に白いラインのみというシンプルなものや、【YVAR 16mm F2.8 AR (C)】の様にオレンジ色のドットが現れるタイプなど、いくつかのデザインが存在します。
黒ペイントの鏡胴にカッパーオレンジ色のシャープなラインが浮かび上がる今回のスイター25mm RX は、数あるケルン製シネレンズの中でも最も目を惹く美しいデザインのレンズだと思います。
コンパクトなシネレンズですが黒、オレンジ、シルバーの配色が強い存在感を放っていて、小振りな黒ボディのマイクロフォーサーズ機に合わせるとお似合いのコンビとなります。見た目の相性はバッチリと言えるLUMIX GX1に装着しどんな画が得られたのか、以下試し撮り結果です。
こちらは開放から2段絞ったF2.8ですが、周辺部はケラレと流れが出ているのに対し、画面中央部はかなりシャープな描写です。
周辺部に現れる放射状の流れ具合は被写体や距離によっても変化し、画面中央に配置したターゲットにググッと視線を引き込んでくれる効果を持っています。
同じケルン製Cマウントのスイター25mmでも【F1.5】や【F1.4 AR】はケラレはあっても周辺の流れが比較的目立たない写りでしたが、今回の【SWITAR 25mm F1.4 H16 RX】は中央部と周辺部の落差がかなり目立つ描写と言えそうです。
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