2013年12月26日木曜日

Wコムラー 35mmF2.8 (L)


 三協光機のライカLマウントレンズ 【W-KOMURA- 35mmF2.8(L)】 Wコムラー35mmです。Wコムラー35mmにはピントリングとフィルター枠が段付きとなっているF3.5のモデルもありますが、こちらはF2.8バージョンです。外観は寸胴形状となりF3.5モデルよりもシンプルに見えますが、先端のフィルター枠と被写界深度目盛りのリング部が光沢クロームメッキ仕上げなので、単なる黒鏡胴レンズとは違う見栄えのするデザインになっています。オレンジカッパー色のマウント部を持った 【α7】 とよく似合うコンビだと思います。
 ヘリコイドの回転角が90度なので、ピントの追い込み操作は素早く行うことが出来ます。先端側に配置された絞りリングは若干細いのでつまみにくく感じることもありますが、カチッカチッと決まるクリックの感触は良好で軽快な撮影が可能なレンズです。


 中央部は十分なシャープネスとコントラストを感じますが、周辺部の荒さは見られます。


 前回紹介した 【ズイコー4cmF2.8(L)】 同様、このレンズも周辺部の光量低下がはっきりと現れています。2段ほど絞ると解消してきますが開放での減光度合いはかなりあり、イメージサークルの小さいシネレンズのように感じる程です。

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