2013年1月15日火曜日
Rodenstock Reomar 45mmF2.8 (L改)
ライカLマウント用に改造された【Rodenstock Reomar 45mmF2.8】ローデンシュトック製レオマー45mmF2.8です。詳細は不明ですがKodak製のレチネッテに装着されていたレンズをオリジナルのレンズマウント部品を使用してライカLマウントに対応させたレンズだと思われます。(Kodak Retinette 1Bのレンズに極似しています。)交換式レンズではないこともあってかとてもユニークなデザインです。レンズ口径(約16mm)に比べて鏡胴の径(約55mm)は随分大きいのですが、ピントリングはレンズ最前面に控えめに設けられており、レンズ前玉が前後する構造になっています。ヘリコイドのトルク感は適度でとてもスムースなのですが、リングが細いためやや操作性に劣るかなという印象です。一方絞りリングは半円状の樹脂製レバーで操作するため楽に操作することができます。
レチネッテ本体に付いている状態を見ると当然バランス良く格好良いのですが、レンズ単体で見ても特徴的で面白いデザインです。
レンズ根元側の黒いパーツがオリジナルのマウント部です。
シャープさはまずまずといったところでしょうか。最短撮影距離が60cm程度まで寄れるのはgoodですね。
非交換タイプのこれまで埋もれてしまっていたレンズがマウントを改造することで現代に蘇る・・・自分自身で改造することが出来れば更に楽しみは増えていくのでしょうが、まずはこんな改造済みの一本で気軽に楽しむのも良いかもしれません。
絞りF2.8~5.6あたりまではやや甘い印象がありますが、F8あたりまで絞り込むとぐっとシャープさも増してきます。顔の部分をピクセル等倍で切り出してみると・・・
まあこんなものかなといった印象ですね。決して目を見張る程の解像度ではありませんが、ボケ味も柔らかく温かみのある画作りが期待できる一本だと思います。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿